以前、男渕を訪ねたとき、村内周回の金カメバスに乗って途中に垣間見た尾曽の里が気になっていました。![]() 今日は、風人さんがその尾曽を訪ねるというので、くっついて訪ねてきました。 石舞台から細川を遡り、まず奥飛鳥の上畑を目指します。 車も人もほとんど見かけない山道を二人で歩いていると、少し汗ばむほどの登り行軍でした。 途中に何箇所か樹間が開けた展望箇所があります。あいにく、この日は曇り空で、眼下に広がる飛鳥の里や大和三山も少し霞んでいましたが、パノラマ眺望は登りつめて来た疲れを忘れさせてくれる景観でした。 上畑からは腐葉土のふかふか杣道に入り、快適な下り道となります。 深い樹間の路を下ると、やがて山中に平らに開けた集落が見えてきます。この集落を外から見るとまるで天空に広がる村里に見えるようです。 奥飛鳥のこの尾曽の里は、まさに隠里の風情がありました。道路が整備されるまでは、まさに隠里そのものではなかったかと思われる山中の空間です。 ![]() そんな閉ざされた空間の山里に、真言宗豊山派の威徳院という古刹があります。 集落の限られた戸数でこれだけの寺院を支えられないのではと思えるほど堂宇も境内も整備されていました。 きっとこの山里の古刹を支える信奉者が、里外に今も多勢おられることだろうと思われました。 境内には真新しい観音像があり、古代飛鳥の権力争いで犠牲になった多くの霊を鎮める「飛鳥先住霊観世音菩薩」が建立されています。 この山里からはるか眼下に望む飛鳥の里を眺めていると、ふと古代の政争から逃れた人々の隠里ではなかったかと思われる雰囲気が漂ってきます。 山道を登り下りで訪ねた今回の奥飛鳥行脚は、快い疲れとともに印象に残る探訪となりました。 そのまま歩き続けて飛鳥庵で一休みして、橿原神宮東口にある串の家「さわ」さんで春の摘み草料理と生Bで乾杯♪ いい一日でした。風人さん、ありがとうございました。桜の頃にもう一度訪ねたいものですね。 天空の村は風人さんのブログで確認してください。 |
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